人間が生きていくのに最低限必要な機能を維持するためのエネルギーのことで、
肉体的・精神的に安静であるときにもわずかに活動している呼吸器、心臓(10%)、肝臓(27%)、腎臓(7%)、
筋肉(18%)、脳(19%)、神経その他最小のエネルギー代謝を合計したものです。
相当するエネルギー量(熱量)は、成長期が終了して代謝が安定した一般成人で、
女性が約1,200キロカロリー(kcal)、男性が約1,500キロカロリー(kcal)とされていて、
一日に消費するエネルギーの6〜7割を占めるといわれています。
従って、基礎代謝を向上させれば、黙っていてもエネルギーが消費され、
太りにくい体・リバウンドしにくい体が作れます。
ただ闇雲に痩せることだけに心血を注いでも、基礎代謝を向上させるような体質改善をしなければ、
ダイエットをやめれば元のおデブちゃんに戻ってしまうのです。
上に述べたように基礎代謝エネルギーが消費される部位は
● 筋肉
● 内臓
● 脳
に大別されます。
「内臓の基礎代謝を高めよう」とか「脳の基礎代謝を高めよう」などという荒業にでる人はいません。
普通の人は筋肉でしか基礎代謝の向上ができません。
筋肉を鍛えるには運動をしなければなりません。
● 独力でトレーニングする
● フィットネス機器で楽しく運動する
● EMS機器で楽に効率よく筋肉を鍛える
どれでもかまいません。
基礎代謝を向上させるような体質改善をすることがダイエットの最重要ポイントなのです。
ただし、継続してできるかどうか?が問題です。
Electrical Muscle Stimulationの略で、
運動神経に電気信号を与えて、通常の運動よりも効率よく筋肉を鍛えることができる運動法です。
自分で運動する場合、疲れてくるといやになってきて大脳からの電気信号が止まるのでそれ以上継続できませんが、 EMS機器で大脳から出る電気信号と同じ信号を与えると、意志には関係なく継続できます。
EMS機器はもともと、ケガや病気、高齢などで体を動かせなくなった人のリハビリ用として、
またスポーツ選手の筋肉強化用として開発されたものだそうです。
EMS機器によるダイエット効果は高く、ダイエット外来のある医療機関やスポーツジム、
整骨院などで取り入れられています。
特徴として
● 広範囲かつ深部の筋肉までトレーニングすることで確実に引き締まる
● 部分やせが可能
● 基礎代謝の上昇を促進してスピーディなシェイプアップが可能
● 腰痛、冷え性、便秘、むくみなどの改善
● ウエストにくびれができる
などがあげられます。
EMSダイエット機器は、最初は低周波だけでしたが、新しく中周波のものがでているようです。
中周波(パルスリマー等)は低周波に比べると、筋肉の深部に作用するので
ダイエット効果もより高いものとなります。
また、やせたい部分や目的によってプログラムのモードを選べるのでダイエット効果が期待できます。
EMSダイエット機器には、いろいろと種類があるようです。
基本的に、パットを貼って機器を操作するというものですが、お値段も違いますし、
プログラムの内容も多少違ってくるようです。
が、どのタイプのものもダイエット効果は期待できます。
EMSダイエット機器は、
● 運動が必要なことはわかっていても、苦手だし面倒だと思っている人
● 仕事や家事で時間を作れない人
● 運動不足で筋力の衰えを感じている人
● ナイショでスピーディにダイエットしたい人
● 疲労感を残さずに筋力をUPさせたい人
● 本格的に鍛えたい人
に、おススメです。
また、EMSダイエットでは過度な食事制限などは不要です。
筋力をつけることで基礎代謝をアップさせ、太りにくい体・リバウンドしにくい体が作れます。
ただし、筋肉をつける方法なのである程度継続して行わなくては筋肉はついてくれません。
効果的に行う場合はこれから続けていく覚悟のもと始めるのが良いでしょう。
超音波には脂肪細胞の内から遊離脂肪酸を放出させる働きがあります。
遊離脂肪酸とは、エネルギーとして使うために血中に溶け出した脂肪のことで、
そのまま何もしないままでいるとまた元の皮下脂肪に戻ってしまいます。
放出された遊離脂肪酸を運動やEMS機器で消費してやるとダイエット効果が向上します。
温熱は発汗を促し新陳代謝を促進させる効果がありますので、ダイエットには欠かせません。
新陳代謝が停滞していると、体に老廃物が溜まり脂肪が燃焼されにくくなり、太りやすい体になってしまうという話もあります。
冷え性とも関連します。
ポッチャリ系の人は温かい印象がありますが、実は冷え性だという話を良く聞きます。
このことからも、温熱はダイエットに効果があるということがわかります。